「通し狂言裏表先代萩 四幕六場」 2F1列目
途中、しばし冗長な感じがするところがあったが、全体としてはとても良かった。
福助の声や言い回しも下女の感じが出ていたし、弥十郎とのやりとりも息が合っていて、間合いとかもテンポ良く。勘三郎のちょっとした動きや声のトーンなんかも楽しませてくれた。
細かいところで見せてくれるけれど、歌舞伎としての様式も見せてくれるので楽しめる。
大詰めでの立ち回りの際の着物の黒と白のコントラストがキレイだったし。
客席全体も、大詰めにかけてテンションあがっていった感じだった。
今回は松也に少し気をつけて見ていたらまだ“若く”固い感じはあるが「キレイな人なんだなぁ〜」と思った。
最後、「思い知ったかぁ〜」というところはチカラ入っていたけど、その直前の「とどめ、とどめ」が余りに“素”過ぎて・・・ちょっと噴出しそうになってしまった。

それにしても、、、
2Fの後ろの数列はガラガラだった・・・悲しい。
昼の渡辺えり子のヤツはとてつもなく並んでいるみたいだが・・・