森浩一企画、鈴木重治著「日本の古代遺跡 25」p.149-150
「一見文化財の保護と活用がスムースに行われているように見えるが、その実、多くの問題を抱えている。その一つは、観光行政に利用されるだけの文化財に転化する姿が見られるからである。資料館についてもおなじことがいえる。館の運営と管理が、観光協会に委託されているという。教育的な配慮のもとで、文化財の活用が期待されたはずの風土記の丘である。古代の遺跡を学ぶために、また、そこから教訓を得るためのフィールド・ミュージアム構想の復活を願うこと切なるものがある。」(p.149-150より)

昨日の大河ドラマについて。
観光行政と文化財保護、そしてそこに住む人の関係。
  文化、生活、雇用、ムズカシイ。