小此木啓吾モラトリアム人間を考える」
「自己愛人間とは、自己中心志向が支配し、自分を美化し、理想化し、相手を積極的に愛したり獲得したりするよりむしろ、相手に愛され、評価されて、自己陶酔にふけることを無上のいきがいとする人間のことである」(p115)
「自己愛人間の対象との係わり方は、自己中心的である。彼らにとって、自分と係わる対象は、愛と憎しみの激しい相剋のドラマの相手であるよりむしろ、自分が可愛がりたいときに可愛がり気の向かぬときには放っておけるぬいぐるみや人形の延長に過ぎない。自分の関心が向き、相手が自分を満足させている間は、相手とのかかわりに熱中するが、相手に満足を与える力がなくなり、さめると、興味、関心もうすれる。」(p116)

「自分の関心が向き、相手が自分を満足させている間は、相手とのかかわりに熱中するが、相手に満足を与える力がなくなり、さめると、興味、関心もうすれる。」
一応、「認識」はしているが、どうしてもそうなってしまう。。。

橋爪大三郎「はじめての構造主義
最近、この手の本をずっと読んでなかったから「忘れて」しまっていた...