「母性社会日本の病理」河井隼雄

母性社会日本の病理 (講談社+α文庫)

母性社会日本の病理 (講談社+α文庫)

「・・・本人の意識的努力とは関係なく、アレンジメントは完成される。・・・これらの異性像は計り知れない未知の世界への仲介者として立ち現れているのだ。それは可能性の世界への門戸である。しかしながら、ここにいう可能性とはプラス、マイナス両面の可能性を含んでいる。たとえば、赤線地帯に迷い込んだ謹厳な男性が、そのまま女性の誘惑に乗ったとすれば、それは彼にとって破壊への可能性の道となることもあろう。・・・彼らの多くはどのような新しい可能性が開かれようとしているかを意識し自分の過去の景観を基にして、それを統合してゆくことができず、むしろそれに取り付かれ、可能性の世界の爆発的な力によって破壊されてしまうのである。未知の世界に入ろうとする人は、自分の能力の限界を明確に認知していなければならない。・・・」
3月末、明らかにその時の状況からの逃避を望み、目の前に現れた状況を<魅力的>と感じ、進んだ感が否めない・・・。しかし、<破壊>だったのかどうか・・・それは未だ分からず。
結局、精神的に所謂<理性の働き>、<感情の爆発がなく>によって進まなかったし、物理的にも進むことが難しくあった。それにより、もとに留まったのか、前向きに進むことになったのか、、、
「今週末」、、、もっと早くに読んでいたならば。
が、そんなこと<考える>と、、、また、怒られそうだ・・・